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当ブログでもお伝えしている2025年春から実施の大学入学共通テストで新規に追加される「情報Ⅰ」。
一部の大学では「テストは必須で受けさせるものの配点は行わない」と表明する大学が現れました。
北海道大学は共通テストで情報を受験させるものの、合否判定には使用せず、2次試験で同点となった場合に情報の点数を使用すると9月に表明しました。
徳島大学は2025年、2026年の共通テストで情報の受験を必須とするものの合否判定には使用しない方針を表明しています。
これについて当然のように批判は出ており、研究者や高校の情報科の教員などで構成される情報処理学会は「配点しない科目の受験を強いるのは、入試の実施根幹を喪失する」との声明を発表しています。当然の反応と言えるでしょう。
これに対し、国立大学協会の永田恭介会長(筑波大学長)は「情報Ⅰの使い方については大学の自由を認めている」と大学の動きを認める発表をしています。
これについて私が賛否を述べるものではありませんが、ひとつ言えることは新しい科目である情報について、教育現場でもとても混乱が起きている状況にあるということでしょう。
学校まかせにせず、可能な方は自ら民間で情報を学ぶなど、自分のことは自分でやる精神で進むことが肝要だと思います。
共通テスト新設「情報I」に一部大学「配点なし」、急がれる情報科教育の体制強化
日経クロステック/日経コンピュータ
2022.11.17
2025年実施の大学入学共通テストで新たに導入される新科目「情報I」。プログラミングやデータ活用などを学ぶ情報Iが2022年度から高等学校の必履修科目になったことを受けたものだが、その状況に水を差す騒動が勃発している。2022年9月、一部の国立大学が2025年実施の大学入学共通テストの教科として「情報I」の受験は必須とするが、配点しないと発表したのだ。
そうした大学の1つである北海道大学の入試担当者は、「新しい科目を設けた初年度の難易度が不安定になる」とし、2025年実施の入試については「その点を危惧して慎重に決めたいという判断」があったと話す。同じく徳島大学の担当者は「高校でどれほど学習しているか、生徒の学習度にどの程度のばらつきがあるのかを見たうえで、(大学での)カリキュラムを考慮したい。いったん(2025年実施については)様子をみて適切な対処をしたい」と説明する。
「難易度が不安定」「学習度にばらつき」――。こうした言葉の背景にあるのが、高校での情報科教育の体制、教える側に対する「不安」だ。文部科学省が2022年11月8日に発表した全国の公立高校の情報科担当教員に関する調査結果もそれを裏付ける。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07392/
日経クロステック記事より一部引用
塾長 ひでゆきパパ
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